栄一が気になるシステム保守を格付けする★★

トラブル時海外の人にも伝わりやすい対応ワード

2018年06月10日

システム保守を担当していると、ゴールデンウィークや年末年始など多くの人が連休に入っているときに障害が発生しやすい時期に入ります。大きな障害が起きると2次サポートが必要となって、システム保守担当だけでなく、ハードウェアのメーカーやソフトウェア開発担当までも揃って障害対応することになってしまいます。

海外のかたを巻き込んだ障害対応をするときには、早急な解決をさせるためにも、システム保守からソフトウェア開発担当までエンジニア同士が意思疎通をはかることが必要になります。英語表現として、障害はbarrierやobstacleなどが辞書には出てきますが、実はIT業界では、eventが一番使える英語となります。

eventだけでなく他にもproblemでも伝わります。開発段階や試験などはダウンしても障害ではありません。本番環境や商用環境の環境で障害となります。長文の英語でなくてもAn eventで伝わるため便利なワードです。

ネットワーク障害では通信が切れてしまったというニュアンスを英語で伝えるときには、Outageが伝わりやすく、Network outageなど伝えればネットワークサービスが止まっていることや、ダウンしたことを伝えることができます。

Power outageと伝えると停電していることを伝えることができます。停電でDisconnectを使ってはなかなか伝えられません。System downtでも伝えることができますが、アメリカ人のシステム保守担当のかたには、伝わらない可能性があります。

The network is downといったほうが伝わりやすくなります。障害連絡が入ってきたら、ハードウェアなのかソフトウェアなのかどちらのトラブルなのか確認が必要です。ハードウェアのトラブルでは目で見てすぐ壊れている個所を見つかることもあります。

目視検査の場合にはvisual inspection、不良個所はdefectなどです。搬入したときや、電源を入れたときに起動しないときには、Dead on Arrivaといわれ、設置後30日以内の不具合は初期不良となります。

初期不良はメーカーによっては60や90日以内と設定に違いがあります。bugはソフトウェアのトラブルですが、defectはハードウェアもソフトウェアもどちらにも使うことができます。ハードウェアの故障は交換となります。

不具合は故障解析をしてもらって修理をすることになります。返品するときには返品承認をとってから現場へと返送されます。壊れている場合にはRepair、壊れていないかも可能性が不具合が見つかって良品にするというときにはReworkが使われます。

故障しているはずなのに再現できない場合には、大変判断に難しく、再現してバグだとわかると修理をしてもらえます。

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